EP3では、これまでのようなカバー曲ではなく、オリジナル曲が披露されました。
しかも歌っているのはあの人!
EP3『อีกนิด (Come Closer)』
Hot Wave出場の申込書に校長のサインをもらう条件として、「中間試験で全員合格」を言い渡された、Gunたち音楽部。
TinnとGunのドキドキ個人指導合宿、他のメンバーへのTiw先生の指導(いい奴すぎる…)の甲斐あって筆記試験を無事クリアしたGunたちですが、最後に残っていたのは体育のダンス実技試験。
大好きなGunを目の前にすると緊張して踊れなくなってしまうTinnは、自分のせいでGunが不合格になるのではないかと心配しますが、今度はGunがTinnを励まして、踊り出す2人は、2人だけのダンスホールの世界へ。
このシーン、「いつものTinnの空想?」という声も聞かれましたが、どちらかというと、TinnとGunが一緒に2人の夢の世界に入り込んだ表現なのではないかなあ、と思っています。
フォーマルな姿でダンスする2人も素敵ですが、ブルースバンド風に決めてるChinzhillaメンバーたちが見られるのも嬉しいですね!
Por(Ford)の歌声!
今回初めてメインボーカルとなったFord演じるPorですが、実はこれまでもコーラスや掛け合いパートなどで陰からボーカル面を支えてきているのです。
ということで今回はFordの歌声特集!
EP3以降や現在出ている話数以降も、新しい動画が出次第ここにまとめていきますので、まだ観てない話数の場合はネタバレにご注意を。
(※動画はFordのパートが始まるところから開始する設定にしてあります)
EP1『อยากร้องดังดัง(Yahk Rong Dung Dung)』ユニゾン、コーラス(※この曲は最後ちょっとコーラス以外ほとんどユニゾンなのであまりFordの声はわかりません)
EP1 『น้ำลาย(Num Lai)』掛け合いパート、コーラス
EP4『ไหล่เธอ (You’ve Got Ma Back) 』(OST)ソロパート、ユニゾン
EP5 『ฟัง(Fung)』ソロパート、ユニゾン、コーラス
EP6『เพื่อนเล่นไม่เล่นเพื่อน(Just Being Friendly)』ソロパート(高音)、ユニゾン
EP7『ง้อว (Smile Please)』(OST)ソロパート
EP11. 『รักษา (Healing)』ソロパート、ユニゾン
EP12. 『แค่ครั้งเดียว (Once Upon a Time)』ソロパート、コーラス、ユニゾン
ダンスのリズムは8分の6?
ところでこの『อีกนิด (Come Closer)』、なんとなく勝手にワルツのような気がしていたんですが、よくよく聴いてみたら8分の6拍子ですね。細かい3拍をひとかたまりとして、大きな2拍を一小節の中で刻むようなリズムです。
このリズムによって、ワルツに似たダンス音楽の雰囲気もありながら、よりゆったりしたおしゃれな曲調になっている感じがします。
〈追記〉
実は競技ダンスのスタンダード5種目には、8分の6拍子のリズムはありません。
「ヴェニーズワルツ」という早いテンポのワルツが少し似ていますが、3拍子に合わせてステップを踏むので、TinnとGunが踊っているのとはリズムの取り方が違うようです。
なのでこれは一体何のダンスの試験なんだ?となってしまうのですが、でも3拍子に合わせて細かくステップを踏むワルツだったら、このロマンチックな雰囲気は出なかった気がしますよね。
さらにEP3のラストで、心音とともにこの曲のストリングスのインストが加速していくのも、Gunの心理を物語る素敵な演出でした。
リズムが加速するあたりからは、4分の3拍子のワルツにも聴こえてきて(3拍で一小節が完結している)、音作りの細かさを感じます。
『อีกนิด (Come Closer)』の歌詞概要
星明かりの下で2人でダンスするという何とも夢のような情景を描きつつ、サビで歌われるのは、
ずっと君の言葉を待っていた 甘い言葉をささやいてくれるのを
君がそばにいると鼓動が高鳴る
もう少しだけ近づいて この気持ちに気づいて
これは、はたしてTinnの心情なのでしょうか、それともGunの心情?
上記のEP3ラストの鼓動の音の演出を考えると、Gunの気持ちのような気もしてきて、こちらもドキドキしちゃいますね!
歌える日本語歌詞もつけてみたので、曲の雰囲気をより感じ取ってもらえたらと思います。