こちらではタイ語の曲に、意訳かつ歌える日本語歌詞をつけたものを掲載しています。
17. My School President OST『อีกนิด (Come Closer)』
上はNekoCapという動画に外部から字幕が付けられるサイトのリンクです。
ブラウザの拡張機能にNekoCapを入れている方は、YouTubeサイトからも見られます。
YouTubeサイトで見る場合は、動画下のNekoCapメニューバーから、「Japanese(Japan) by sound-mathcedjpsub」を選択してください。
歌詞全文
Come Closer
君に会って ときめく心は震え
目も離せないくらい
星明かり 踊る2人を 包み込み
寒空に 心灯る
君がリード僕はフォロー
すべて輝き 夢のようさ
その言葉を待ち続けた 甘いささやきを
はやる鼓動 君がそばにいる
瞳のぞきこまれた瞬間
近づくよ 近づいて この想い
知らなかった こんな気持ちまだ
君に 会えるその時まで
心音が 重なり合えば
もう伝えたい この気持ちが確かなこと
君がリード僕はフォロー
すべて預けた 君に心
その言葉を待ち続けた 出逢った時から
夢に見てた君をそうずっと
君がすぐそばにいる それだけで
僕の気持ち 伝われと願った
わずかな時を重ね
永遠になればいいなと祈るよ Woh
その言葉を待ち続けた 甘いささやきを
はやる鼓動 君がそばにいる
瞳のぞきこまれた瞬間
近づくよ 近づいて この想い
君の心に誰もいないなら
僕がそうなれたならと願った
愛して
本当の想い 伝えて
・こだわりポイント
英語字幕だと
“When you lead My hole world follows”
のところは、直訳なら
“君が導けば僕の世界すべてがついていく”
という感じですが、ダンス曲ということを加味すると、ボールルームダンスの「リード」「フォロー」を思わせる表現だな…と、
“君がリード 僕はフォロー”
と完全にダンスに寄せた歌詞にしたのですが、
“あなたがいるだけで 全世界がそれとともに回っている”
になるんですよね…。
ここにダンスのイメージを加えたのは英語オリジナルだったのか…?
しかし英語訳の表現だったとしても、男性が歌っている曲で「相手がリード、自分がフォロー」と設定しているのは面白いですよね。
そもそもボールルームダンス(社交ダンス)って男女の役割規範がかなり強いようです。リードとフォローは単なる型でなく、リードは先に動いてダンスを導く役割でもある。そして基本的にはリードが男性、フォローが女性とされています。
しかし人気の競技ダンスBL漫画『10DANCE』から派生した、プロダンサーが男性同士で踊るイベントも開催されています!
男性同士、女性同士で組み、ジェンダー規範を解体する新たなボールルームダンスの試みは、近年増えているようです。
Gunたちの学校のダンスの授業も、男子同士で組んで、ジェンダー関係なくリードとフォローを担当するというのは、上記のことを考えるとBLの表現としてかなり興味深いシーンだったな…と。
そしてTinnとGunのダンスの役割を見ると、やはりこれはGun視点の歌詞なのでは…?という思いも強くなりますね…。